法人概要｜社会福祉法人 正州会

　ご利用者様、地域の皆様、ご関係者各位、お一人お一人のご理解、ご協力、ご支援などにより、当法人が成り立っていることを日々感謝し、この場を借りて厚く御礼申し上げますと共に、皆様に一層の幸運が訪れますようご祈念いたします。
　幸運や祈りといったものは、どこか非科学的な要素があることから、あまり好まない方もいるかもしれません。しかしながら、何事も合理的に考察してみると、透明な道筋も色をつけることもあるものです。
　例えば、植物を想像してみてください。大地から芽を出し、やがて花や実を宿し、いずれ枯れ行くものですが、その種子などから新たな生命が誕生する。全てが輪となって輪廻していると言えます。我々人間も含めた動物も然りです。
　また、自然界に目をやれば、雨は雲から落ち、大地は流れ、海へと注ぎ水蒸気となってまた雲をつくり、雨を降らせる。そもそも地球自体が回っている訳ですから、全ての物事がぐるぐると廻り回っている言っても過言ではないかと思います。
　皆様の愛情や思いやり、それを受け取った人はまた次の人へ、そしてまた次の人へと、それは輪となって廻り回っていずれ自分へと帰ってくる。それこそが平和への道であると確信しています。
　ただし、プラスが存在するならマイナスもあるように、不運の輪、悪の輪も存在するのも事実です。それが戦争などの犯罪へと繋がっているのでしょう。
　ならばどうするか、幸運の輪、愛情の輪、思いやりの輪を強く大きく、幾重にもなって形成されるよう努めることではないでしょうか。
　具体的に言うならば、当法人が運営する施設の理念にもなっている「無財の七施」を心がけることも一つの道であると考えます。一つ、思いやりのある優しい目。二つ、にこやかな笑顔。三つ、親切で和やかな言葉遣い。四つ、敬いに満ちた礼儀正しい行動。五つ、うるわしい思いやり。六つ、譲り合いの心。七つ、気持ちの良い待遇。これらを心がけ行動していれば、マイナスの輪は遠ざかって行くか、またはその色を変える力も備わっていると信じています。そして幸運はおのずと訪れるものです。
　最後になりますが、皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げ、挨拶の言葉とさせていただきます。